「歯医者に行くのは歯に痛みが出てから」とお考えの方も少なくないと思います。しかし、歯に痛みが出た状態は、既にむし歯や歯周病がかなり進行している段階で、対処療法しかできません。失ってしまった歯は取り戻すことができません。大切なことはむし歯や歯周病を未然に防ぎ、健康な状態を保つという予防です。
そのためには毎日のご自宅でのセルフケアが重要です。そして、そこに歯科医院での定期検診を加えてみましょう。松崎歯科医院では、予防歯科やメンテナンスにも力を入れており、皆様の口腔内の健康維持をサポートしています。

口腔内のトラブル予防のための基本は、毎日の丁寧なブラッシングです。しかし、それだけでは口腔内のすべてを隅々まできれいにする事は難しいことです。どれだけ毎日丁寧にブラッシングをしているつもりでも、歯並びや磨き癖によって汚れが落としきれずに残ってしまい、そこからむし歯や歯周病に感染してしまう可能性があります。
定期検診は治療のためではなく、様々な口腔内のトラブルを予防するために受けるものです。定期的に歯科医院でのメンテナンスを受けていれば、口腔内の隅々まで汚れを落とすことができます。また、既にむし歯や歯周病に感染していても、初期段階で発見することができるため、比較的簡単な治療で済みます。
永久歯は、親知らずを除いて28本あります。定期検診を受けていた方と、そうでない方の残存歯数の平均を年齢別に比べると、50歳頃から差が出始め、80歳の段階では定期検診を受けていた方の歯は平均で16本残っていたのに対し、定期検診を受けていなかった方は平均で7本しか残っていなかったというデータが報告されています。永久歯は20本残っていると機能的にほぼ問題がないとされています。いくつになってもご自身の歯でしっかり噛んだり、話したり、歌ったりできるよう、ぜひ定期検診をご活用ください。

当院では、予知性の高い歯科治療をご提供しております。
術前管理(初期治療)・術中処置(高精度の施術)・術後管理(患者様ごとに合わせたメンテナンスプログラム)を実践することで、治療した歯に再治療を施すことの少ない20年、30年先を見据えた治療を行います。
全ての診療方針、診断、治療内容は高レベルの科学的根拠を基に患者様とご相談いたします。
患者様の考え方やペースに合わせた治療計画を共に考え、ご納得いただいた方針で治療を行っていきます。
また、各分野の専門医と密に連携を取り、患者様に最善の治療法を選択していただける体制を整えております。

PMTCとは、プロフェッショナルメカニカルトゥースクリーニング（Professional Mechanical Tooth Cleaning）の略です。
日本語に直訳すると、「専門家による機械を使用したお口の清掃」を意味します。
実際にPMTCを体験されると、歯科医院のイメージが「痛い」ではなく「心地良い」と感じられる方がほとんどです。
どんなに毎日上手にブラッシングをされている方でも、必ず歯石は沈着します。
歯石はPMTCでなければ完全に除去することが難しいため、3ヶ月に一度程度のペースで歯石を除去することで歯周病の進行を抑制すると共に、毎日のご自身のケアのモチベーションを上げる役割も果たしております。

一人一人の口腔内の状態に合わせ、3～6ヶ月に一度検診を行います。定期的に歯科医院でチェックを受けることで、早期発見・早期治療が可能になります。

歯垢の染め出し結果を元に、ブラッシングの癖を改善し、ご自身できちんと汚れを落とせるよう正しいブラッシング方法を指導いたします。口腔内の状態に合った歯ブラシの選び方や、歯間ブラシやフロスの使い方などもお教えします。

歯の専門家が専用の機器を使用して行う歯の清掃をPMTCといいます。ブラッシングでは落としきれない汚れを隅々まできれいに落とし、むし歯や歯周病の予防を行います。